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アイドルを斜めから観察してます。

少年たち 9/12 マチネ①

 というわけで、縁あってみてきてしまった『少年たち』…!!!

前の少年たちは全く見ていないというかジャニ舞台自体、数年前のShockしか見たことないです。で、見た感想としては、やっぱりジャニ舞台苦手だなと。

というか、ジャニオタとして萌える気持ちとミュージカルファンとして怒れる気持ちが合わさって落ち着かない舞台でした…。割とポジティブな意見は当日中にツイに流したので、ここでは辛口多めになります。すみません…。

 

【ストーリー】※赤字は私の突っ込み

刑務所内でオレンジチーム(SixTONES、リーダーはジェシー)とグリーンチーム(SnowMan、リーダーは岩本)で別れて争っている。看守たちは止めたり叱ったり殴ったり。基本的には怖い看守長が支配する世界。

看守の西畑は観察日記を書きながら、どうにか少年たちの心をいやせないかと思っている。いやそれもう、看守というか保護観察官…?そんな中、新入りの京本がやってくる。孤児院で暮らしていた京本にとって、初めてできた仲間たち。挨拶されて握手求められただけで心開いちゃう京本…チョロい、チョロ過ぎる…お姉さん心配だよ…。音楽を通じて仲良くなるSixTONES。

西畑に聞かれて、どんな罪を犯してきたのかを歌いだすSnowMan。「ここでは音楽もやる自由もない」と言われている後ろで運ばれてくるドラムとキーボードセット…。ここで結構、人を刺したとかそこそこエグイ理由も出てくる。その後、西畑の「お前らの心の叫びを聞かせてくれ!」というセリフの後に歌いだすSnowMan。…が、その歌がなぜかHeartBreak Clubなので皆失恋してやけになった結果、刑務所来ちゃったみたいな流れに…。

両チームともに抱えた鬱屈を晴らすように闇を突き抜けてを歌う。無駄に上半身裸で。ストーリー的に意味ない演出だけど眼福だったからもういいか…。その後、いつものように喧嘩になったところで看守たちにボッコボコにされちゃう。看守長は自分たちを外に出す気が無いと気づいた京本。こんなところに皆いちゃいけないと思う。

その後、ジェシーと岩本はボイラー室の修理を看守長に命じられて、そこで二人の気持ちをぶつけあう。また、実は兄弟だった深澤・北斗の父親が危篤(実は嘘)と看守長が深澤に告げる。手続きが間に合わないので外出は許可できないという看守長に対し、脱獄を考える兄弟。ここは看守長の言ってることがまともなのでは…?犯罪者がそんなホイホイ親の死に目に会えるとでも…?

またもや喧嘩してる両メンバーのとこで、親が危篤だから脱獄したいと告げる深澤。皆で脱獄しようと訴える京本。計画を立てる阿部。刑期がもうすぐ終わるため、迷うジェシーに「素直になってもいいよな…また外で音楽やろうぜ!」と言い出す岩本。!?どうした!?え、今実は1年後とかまで話進んでた?さっきまで殴り合ってたのに、本当に心変わりが激しすぎやしませんか!?金に釣られたキャバ嬢並みの手のひら返しだよ??

結局、京本と岩本の説得に応じて皆で脱獄しようと決意したとき、なぜか兵隊につかまり本国へ強制送還されそうになるジェシー。「皆、こんな時にごめん‼ I have to  go back!!」!?????!????

1幕終了

皆で脱獄計画の最終調整。連れていかれたジェシーを助けるために京本・岩本は別行動。途中で看守の向井・西畑に会う。岩本「もう2年も居たし、そろそろいいかなと思って。」たった2年かい!西畑は警笛を鳴らすことができない。ジェシーはどこにいる?と詰め寄られて「知らんと言うとるやろ!」と言いながら方向を指し示してあげる向井。そこを看守長に見られて連行される向井と西畑。

ジェシーと会えたが、ジェシーは兵士に二人を攻撃しない代わりに自分がちゃんと本国へ戻ると言ってしまう。

それぞれ鍵を奪ったりブレーカー落としたり看守たちを攻撃していくメンバー。反政府運動のノウハウ見せてやる的なかっこいいセリフを言ったわりに、手段がロープ一本で看守たちを縛るという小学生みたいな方法…wそれでも徐々に追いつめられたところで、京本・岩本が戻ってくる。ジェシーを連れ戻せなかったと聞いて項垂れるメンバー。父危篤よりもジェシー救出の方が優先順位高くなっちゃってない??その前を連れていかれてしまうジェシー。こうして脱獄失敗…。

その後、看守長はそれまでの囚人への虐待が原因で失脚し、代わりに西畑が看守長に。えーと、さすがに脱獄見逃した人間が看守長になるのは…。西畑君の親が実は超エリート官僚か超大金持ちでコネで役職着いたくらいの裏設定が必要…。

刑期が短縮され出所するメンバーたち。それぞれ自分の道を歩き始める。京本は一人、ジェシーに向けて語り掛ける。「また一緒に歌を歌おう」

数年後、刑務所に集まるメンバーと向井。もっと他に良い集合場所あるでしょうよ…。そこで実は戦場カメラマンになっていた向井(←!????)ジェシーの映像を取ってきたと言って見せる。戦場で撃たれて死んでいくジェシー。「こんなくだらないことで命を失ってしまう…その事実をお前は伝えてくれ。皆と過ごせて楽しかった。」的なことを言って亡くなってしまう。向井はジェシーのドックタグだけなんとか持ち帰ってきた。皆で平和への思いとジェシーの意思を受け継ぐ歌を歌う。ここでなぜか看守長とかも出てきて!?

ラストは10年後。結婚して子供もいる岩本がジェシーに語りかける。

終了

 

ざっくりしたストーリーの説明だけでこの突っ込みの多さwww場面場面での演出で言ったらもっとあるからね、コレwww途中で無駄にお爺ちゃんが出てくるところとか、本当に必要ある???

 

とりあえず言いたいのは口パクやめよう!!!!!

どんだけ好意的に見ても、舞台での口パクは受け入れられないんですよねぇ…。だって舞台って芝居ありきでしょ!?芝居の延長で歌があって、それを見せ方として補うためにダンスなりパフォーマンスなりがあるのであって。パフォーマンス優先するために口パクとか本当にありえないと思ってしまう。

 特にボイラー室でジェシーと岩本がそれぞれの思いをぶつけあう的なシーンがあるんですが、あそこは一番生歌じゃなきゃいけなかったんじゃないの!!!!それこそ、毎日その日の芝居でちょっとずつ歌の表現が変わって、それが見どころになるべき場面だと思うんですけどーーー!!!ショータイム系は百歩譲れるけど、こういう心情を伝えるべき歌での口パク、ダメ、絶対。音程外れても声かすれても、ちゃんと歌おう。

 

あと、これは観客側に。

頼むからもうちょっと観劇マナーとか勉強しよう!?

あんなにジーンズ率の高い日生劇場初めてだったんですけど…。コンサートじゃないんだからさ、ちゃんとTPOに合わせた服装しようね。特にダメージジーンズとか本当に普通のミュー会場なら完全に白い目で見られるからね。

私語厳禁なのは当然としても、メモ取ったりするのもありえないですよ。普通に雑音だってことに気づこう。実はエリザの時もジャニオタっぽい若い子がメモ取ってて、そっこう隣のおばさまに注意受けてたんだよね…。

高校生以下なら親がちゃんと教えてあげるべきだし、大学生以上ならちゃんと自分で調べてTPOにあった立ち振る舞いしてほしいと思います。

 

長くなったんで、キャスト別・チーム別の感想はまた別記事で。