All need is LOVE!

アイドルを斜めから観察してます。

100年分の情熱ほど

ファンでもないのに、いつまでもこの話題を引きずって申し訳ありません。この1週間、色々なところで田口君の話題を聞いたり、見かけたり、その度に色々な考えが頭の中を巡っていたけれど、ようやく少し考えがまとまったので、備忘録代わりに記事にします。

 

 

この1週間、色々な意見をマスコミを通してもネット上でもリアルでも、田口くんを責める言葉を見かけたり聞いたりした。その度に、そういう意見がファンから出るのは当然だけど、私には責められないと思った。それは、私はKAT-TUNの、田口くんのファンでないからではない。

 

「なんで」「どうして」「何が嫌なの」「どうして今なの」「仲間を捨てる気なのか」「残った方の迷惑考えたのか」「仲良くやっていたのに」「評価もされているのに」

 

これは、私が3年前に転職を決意した時に、前職の職場の人たちに言われた言葉。

 

決して、悪い職場では無かった。仕事にやりがいだってあった。プライベートでも会える、友達と言える同僚もいた。最初に10人いたチームが、メンバーの転職や産休やご家庭の事情での退社や体調を崩しての休職やらであっという間に5人になった。必死に皆で毎日仕事をして、気が付けば私は上の立場になり、仕事量も増えたがお給料とやりがいも増えた。

それでも、私は新しい世界に行きたいという欲を持ってしまった。抑えられなかった。

上司とも人事とも同期とも後輩ともたくさん話した。その度に、とても有り難いことに「残ってほしい」」と言ってもらえた。嫌なところがあるなら、条件があるなら言ってほしいとも言われた。

条件などない。嫌なところも、そりゃ全くない訳では無かったが、それが辞める理由では無かった。

 

ただ、私はこれまでとは違う環境に行きたかった。誰に何も言われても。

私にはその決断が必要だった。

 

 今の職場だって決して完璧では無いし、前の方が良かったなぁと思うところだってある。それでもやっぱりあの時、あの決断をして正解だったと思っている。

 

田口君が、何を思い何のためにあの決断をしたのかは分からない。私の転職とは何もかも状況が違うし、けっして同じではないのは良く分かっている。これは田口君への擁護でも、彼を責めている意見への反論でもない。

 

ただ、ただ、3年前の悩んで悩んで悩んだあの日々を久しぶりに思い出した。あの時にはどこにも残せなかったので、このタイミングで記録させてもらいました。

 

ちなみに『転職』経験者として一つアドバイスするならば、辞める最終出社日まで全力で仕事に取り組んで欲しい。それが、残る人たちへの最後のプレゼントなんじゃないだろうか。